「免許はあるけど、もう何年も運転していない…」
そんなペーパードライバーの方でも、実は操作面では意外と覚えていることが多いのをご存知ですか?
10年以上ブランクがあっても、意外と操作は覚えている
教習所で多くの方を指導してきた経験から言うと、10年以上運転していない方でも、アクセルやブレーキ、ハンドル操作など、基本的な車の動かし方は意外と体が覚えていることが多いです。
例えば、所内の広い道路での右回り・左回りの走行では、はみ出さずに安定して曲がれるケースが多く見られます。
「自分はもう忘れているかも」と不安になる必要はありません。長く運転していなくても、体に染みついた感覚は簡単には消えません。
個人差があることを理解する
ただし、すべての人が同じように操作を覚えているわけではありません。
- 過去の運転経験が多い人は感覚を取り戻しやすい
- 運転経験が少なかった人や、ブランクが長い人は最初は慎重になる必要がある
「私は覚えていないかも…」と心配する必要はありませんが、自分の感覚やペースを大切にしながら練習することが重要です。
注意すべきポイント
ブランクが長い方にありがちな注意点もあります。
- 周囲の交通を意識して焦る
他の車や歩行者を気にして、カーブを急いで曲がろうとしてしまうことがあります。 - ハンドル操作のタイミングがずれる
焦って曲がろうとすると、ハンドルの回し始めが遅れたり、曲がり切れないことがあります。
こうしたミスは、慣れない環境や路上でよく起こります。だからこそ、最初は落ち着いて所内で練習することが大切です。
教習所での練習がおすすめ
広い所内であれば、周囲を気にせずゆっくり運転を確認できます。
- アクセルやブレーキの踏み具合を体で覚える
- ハンドル操作のタイミングを感覚的に取り戻す
- 右左折やカーブの感覚を安全に練習する
さらに、自分の得意・不得意を把握することもできます。苦手な操作を事前に知ることで、路上に出たときも無理なく運転できます。
まとめ
ブランクが長くても、操作の感覚は思ったより覚えています。
ただし、感覚の戻り方には個人差があります。焦らず所内で確認を重ね、自分のペースでステップを踏むことが、安全運転と自信の回復につながります。
「もう運転できないかも…」と諦めず、安全な環境で少しずつ運転感覚を取り戻しましょう。
そう思ったあなたは、まず一歩。近くの教習所に相談してみませんか?