いよいよ自動車教習所の最終関門、卒業検定を受検する時期が近づいてきました。緊張する卒業検定ですが、しっかりと準備をすれば恐れることはありません。この記事では、卒業検定の基礎知識から合格のコツを解説します。
自動車教習所における「卒業検定」とは
卒業検定は、教習所での全ての学科教習と技能教習を終了した後に実施される最終試験です。この試験に合格することで、公安委員会による本免許試験の受験資格を得ることができます。実際の運転に必要な技能と知識が身についているかを確認する重要な試験なのです。
自動車教習所の「卒業検定」の概要
卒業検定の受検資格
卒業検定を受験するためには、以下の条件を満たしている必要があります。
①全ての学科教習(1段階・2段階)を受講していること
②卒検前学科効果測定に合格済みであること
③2段階技能教習の「みきわめ」が「良」となっていること
これらをクリアして初めて卒業検定を受けることが可能です。
卒業検定は減点方式
卒業検定は減点方式で採点されます。走行中の確認不足や操作ミスなどがあれば点数が減点され、規定の点数を下回ると不合格となります。
重大な違反や危険行為(例: 一時停止無視や信号無視)は、その場で検定中止になります。
卒業検定で不合格になった場合
不合格となった場合は、補修を受けた後に再度検定を検験することができます。多くの教習所では、不合格の原因となった項目を中心に補習を行い、苦手な部分を克服できるようサポートしています。
卒業検定で合格するためのポイント
①複数ある検定コースを覚える
卒業検定では、教習所で用意された複数のコースからランダムに選ばれる場合があります。事前に全コースを確認し、走行ルートや注意ポイントを把握しておくことで、当日の緊張を軽減できます。
②縦列駐車・方向変換の攻略
縦列駐車や方向変換は、卒業検定で特に注意が必要な項目です。ミラーの使い方やハンドル操作のタイミングを教官に確認し、繰り返し練習しましょう。練習時と同じ手順で落ち着いて操作することが大切です。
③安全確認が重要、特にバック時!
安全確認は卒業検定の中でも特に重視されるポイントです。進行方向や周囲の安全確認を怠らないことが重要で、特にバックをする際は目視とミラーの併用が求められます。普段の教習から癖づけておくと安心です。
卒業検定のまとめ
卒業検定は確かに緊張する試験ですが、基本に忠実に運転することを心がければ、必ず合格できます。安全確認を徹底し、慌てず落ち着いて運転することが合格への近道です。教習所のインストラクターのアドバイスをしっかり聞き、自信を持って試験に臨みましょう。
ネヤドラでは検定の開始前には、受験生の皆様に「深呼吸」をしていただいています!
たったこれだけでも緊張を解きほぐし、これまでの練習の成果が発揮できますので、ぜひお試しください!