指導員・教官・スタッフ紹介

指導員・教官・スタッフ紹介

指導員 山下百合子

思い出に残る授業をおこなう。それが安全につながると信じて

私自身が教習に通っていたとき、実はものすごく苦労しました。

 

元来、飲み込みが遅く、初めてのことができるようになるのに時間がかかる私は、たくさんの失敗をしています。

でも、そんな私だからこそ、教えられることがあると思うのです。

 

教習中、心がけていることは、とにかくお客様のペースで進めること。

些細なことですが、たとえばお客様がシートベルトを締めてから私も締める。シートの位置を調整してから私も調整する。

少しでも焦らずに、リラックスして運転に集中してほしいのです。

 

お客様に「合わせる」感覚は、学科の教習でも実践しています。

お客様に合わせて話題を変えたり、話し方そのものも、落語や予備校の人気講師の授業などを見て勉強しています。

 

どれだけ正しいことを教えていても、伝わらなければ意味がありません。

特に学科教習は、教本を読むだけになったり、ビデオを流して終わるなど、退屈なものになってしまわないよう、教本に載っていないようなエピソードを交えて話をすることがよくあります。

そんなときはお客様が教本から顔を上げて、興味深く耳を傾けているのがわかります。

 

お客様には極力、楽しいと思って授業を受けてほしいです。

そうすれば、退屈に感じているときの何倍も知識が頭に入ります。

 

難しいことをわかりやすく、おもしろく伝えたい。それが印象に残れば、

「あのとき先生がこんなこと言ってたよな。気を付けよ!」と

事故・違反に対する心のブレーキになるのだと思っています。

 

伝える側の指導員が楽しくなければ、お客様も楽しくならない。

どうやってお伝えするか、工夫するのも指導員の腕の見せどころです。

私たちも日々楽しみながら工夫しています。

思い出に残る教習こそが、乗る人の命を守る最高の経験になると信じています。

MESSAGE

教習中、わからないことも出てくると思います。それでも、最後まであきらめず、一緒にがんばりましょう。正しく理解できるまで伝え続けることはもちろん、心に残る授業をおこないます。